NC旋盤のノーズRを考慮した座標値の計算方法【その2】

角度と刃先RにおけるノーズR補正量の公式

  工具の移動経路は以下のようなものが考えられます。

100

101

102

104

これらの場合の公式は、

$$fx=2R(1-tan\frac{φ}{2})$$

$$fz=R(1-tan\frac{θ}{2})$$

※R=ノーズR

 φ=90-θ

105

109

これらの場合は切り刃が逆になるため、

$$fx=2R(1+tan\frac{φ}{2})$$

$$fz=R(1+tan\frac{θ}{2})$$

※R=ノーズR

 φ=90-θ

となります。

お気付きの方もおられるかと思いますが、そうです。要するに

G41、G42

の事です。まあNCで計算しているのはこれだけじゃないんですが(後で説明します)

このノーズR補正量の公式は大事なので、しっかり覚えておきましょう。

計算した座標値にノーズR補正量をプラス、またはマイナスする。

例として、以下の図面を使用します。

107

これにノーズRを書き加えます。

108A点Zの座標を求める場合は、

50-(Z1-fz)=A点Z

$$fz=0.8(1-tan\frac{30}{2})$$

fz=0.586

Z1=4.2✕tan15°

Z1=1.125

50-(1.125-0.586)=49.461

D点Zは、

60+(Z2+fz)

$$fz=0.8(1-tan\frac{30}{2})$$

fz=0.586

Z2=6.8✕tan15°

Z2=1.822

60+(1.822+0.586)=62.408

では、110

これのA点、B点を是非ご自分で計算してみてください。答えを最後に載せておくのですぐ見たい方はスクロールしてください。

刃物の向きと進行方向

先ほど書いた、G41とG42の時にNCがしている計算ですが、

  • ノーズR補正
  • 刃物の向き
  • 進行方向

これらの情報を読み込んで計算しています。

ここではよく使うパターンを載せておくので、分からなくなったら参考にしてみて下さい。

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問題の答え

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