技術を広めていきたい。
今回から少しずつではありますが、汎用旋盤の加工について、その必要な技術を知っている限り解説していきたいと思います。
これから工場で働いてみたいと言う方、正に今勉強中の方、第一線で働いている方達と技術の共有ができればと思い、少しでもお役に立てればと思います。
汎用旋盤とは。
旋盤は工作機械の代表的機種の一つであり、工作物を主軸と共に回転させ切削加工する機械で、機械加工の基本は旋盤と言われており、まず旋盤から覚えるのがセオリーとされています。
旋盤の構造は、
- ベッド
- 主軸台
- 往復台
- 送り機構
- センター台
からなっており、主軸に加工物をチャッキングし、送りをかけて切削していく。センター台にはドリルを取り付け加工物の中心に穴を開ける事も可能。
チャッキング方法、主軸回転数、送り速度、切り込み量、使用工具、加工順序を作業者自らが考え、最適な切削条件を導き出す事が重要である。
加工方法
- 外丸削り
- 中ぐり
- 端面削り
- みぞ削り
- 突っ切り
- ねじ切り
- 穴開け
これらの加工方法があり、それぞれ加工物のクランプ方法、使用工具によって切削条件を変えていく。
チャックの種類
加工物をクランプする為にチャックを使用します。チャックには、
- 3つづめスクロールチャック
- 4つずめ単動チャック
- 油圧パワーチャック
- コレットチャック
があり、汎用旋盤の場合上記二つを使用する事が殆どです。
3つづめチャックは1箇所締めれば3つの爪が同時に動き、
4つづめは1つ1つの爪が独立して動き、異形状の物を掴む事ができたり、重量のあるワークをしっかりとチャッキングする事が出来ます。
まとめ
今回はかなり大雑把に説明していきました。
次回から一つ一つ詳しく解説していきたいと思います。