よく使う三角関数の公式
計算方法の紹介なので、小数点以下は0.001で丸めています。
それでは始めましょう。
三角を作って求める
ただのRであれば前回の様に簡単に求めれるのですが、Rからテーパー又は、テーパーからRの場合はそうもいきません。
そこで三角関数を使ってやります。まずは三角を作ってみましょう。
※分かりやすくする為に図を描いているので、角度、寸法は適当に描いています。
10Rから30°のテーパーがついていますね。
この場合、図のA点、B点を求めます。そこで図の様に三角を描きましょう。
A点の座標値の計算方法
まずはA点から説明していきます。
まずは△abcを計算します。
①ab間
ab間は簡単ですね。R10ですから、そのままの寸法、10ですね。
②cb間
ではcb間を求めていきましょう。
cb間を求める公式は、
10✕tan15°=2.679
ですね。「なぜそうなるの?」って方は前回の記事に公式を書いているのでこちらを一読して下さい。
Zは50なので、A点Zの座標値は、
50(Z)-2.679(cb間)=47.321
となります。
以上の事からA点の座標値は、
X100
Z47.321
となります。
B点の座標値の計算方法
△adeを求めていきます。
Xの座標値
①ae間
ae間は説明不要ですね。10です。
②ad間
10✕cos30°=8.660
ですね。
B点のXの座標値はd点と同じなので次にd点の座標を求めます。
最初の図に戻ってab間を見て下さい。ab間は10ですね?なので、
10(ab間)-8.660(ad間)=1.340(d点)
となりますね。
これをΦに直して、
1.340✕2=2.680
100(X)+2.680(d点)=102.680
となります。
Zの座標値
③ed間
10✕sin30°=5
ですね。
後はこれを先ほど求めたA点Zの座標値に足してやるだけですね。
47.321(A点Z)+5(ed間)=52.321
となります。
以上の事からB点の座標値は、
X102.680
Z52.321
となります。